成城みみはなのどクリニック

成城学園前駅から徒歩5分にある「成城みみはなのどクリニック」は、長引く咳や鼻づまり、耳の違和感などでお困りの方が気軽に相談できる地域のかかりつけ医です。生まれ育った世田谷の地で、医療を通じて地域の皆さまのお役に立ちたいと考えてまいりました。困ったときにすぐ相談でき、安心して質の高い医療を受けられる場所を、自分の地元に作りたい。そんな想いが、開院の原動力となっています。

成城は、地域の皆さまが医療に高い期待を寄せてくださる街です。ただ症状を治すだけでなく、なぜその症状が起きたのか、今後どう予防していけばいいのかといった、生活全体を見据えた医療が求められています。だからこそ、その期待にしっかりと応えていくことは、私にとって大きな挑戦であり、医師としての実力を高めていく機会でもあります。

長く住まう方が多く、家族や世代を超えて支え合う、あたたかな文化があるこの街。私もその一員として、地域の皆さまに信頼される場所でありたいと願っています。ここに来れば安心できる、そう思っていただけるよう、スタッフ全員で丁寧な対応を心がけております。

そのために、院内は小さなお子さまからご高齢の方まで、どなたでも安心して過ごせる空間づくりに工夫を凝らしました。例えば、待合室には絵本やおもちゃを用意し、お子さまが退屈せずに待てるよう配慮しております。お子さまの処置においては、恐怖心を与えないよう丁寧かつスムーズに行うことを大切にしています。

駅から近く、24時間WEB予約やキャッシュレス決済にも対応しておりますので、お仕事帰りやお買い物のついでにも立ち寄りやすく、暮らしに寄り添ったクリニックを目指しています。

成城みみはなのどクリニック
院長　久田真弓

私が医師を志したきっかけは、医師である父の姿でした。診療に向き合う父の背中を見て育ち、いつの間にか自分も人の役に立ちたいと思うようになりました。大学卒業後はいくつかの病院で経験を重ね、結婚・出産を経て3人の子どもを育てながら、再びこの街へ戻ってまいりました。母親として子育てをする中で、地域に安心して通える身近なクリニックの必要性を強く感じるようになったのです。

耳鼻咽喉科を選んだのは、新生児からご高齢の方まで幅広い世代の方とお話しできることに魅力を感じたからです。小さなお子さまの中耳炎、働き盛りの方の声のお悩み、ご高齢の方の聞こえや飲み込みの問題など、さまざまな世代の方の暮らしに寄り添いながら、その方に合った解決方法を一緒に探すことができます。そこに大きなやりがいを感じており、だからこそ診療では患者さまのお話をじっくり伺うことを何より大切にしております。

診療の中では、病気の話だけでなく日々の暮らしや家族のことを伺うこともあります。体調だけでなく心の安心にも寄り添うこと、それが耳鼻咽喉科医として大切な役割だと感じています。ちょっとした不安や違和感を気軽に話せる、そんな関係づくりを大切にしております。

こうした診療姿勢を支えているのが、これまで積んできたキャリアです。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定の耳鼻咽喉科専門医として、多くの医療機関で経験を積んでまいりました。虎の門病院では耳の疾患を専門的に学び、中耳炎や難聴、めまいなど耳に関する幅広い症例に対応してまいりました。埼玉メディカルセンターでは小児耳鼻咽喉科に携わり、お子さま特有の疾患への対応力を磨きました。そしてNTT東日本関東病院では、頭や首の腫瘍治療や声帯の治療など、より専門的な領域も経験いたしました。

耳・小児・声といった異なる領域での経験を組み合わせることで、幅広い年齢の方に総合的な診療を提供できること、それが私の強みです。こうした経験すべてが今の診療スタイルの礎となっており、この経験を活かしながら、患者さま一人ひとりのライフステージに寄り添い、最適な医療を届けていきたいと考えております。

私が診療で最も大切にしているのは、患者さまのライフスタイルに寄り添うことです。生活の背景や価値観は一人ひとり異なりますから、同じ病気でもその方に合った治療を提案することを心がけております。

中でも特にアレルギー治療では、長期的な視点を大切にしています。私自身もアレルギーを持つ子を育ててきた経験があるため、親としての不安や希望に共感しながら診療にあたっております。お子さまの場合、医療費が助成されている時期を活用して、アレルギーの原因をしっかりと特定し、舌下免疫療法などの根本的な治療を始めることをお勧めしています。

舌下免疫療法とは、アレルギーの原因物質を少量ずつ舌の下から体に取り入れ、徐々に体を慣らしていく治療法です。この治療は数年かけて体質改善を目指すものですので、早期に始めることが効果的です。将来にわたって症状に悩まされることが少なくなり、お子さまの生活の質を大きく向上させることができるとともに、公費負担制度を活用することでご家族の経済的・時間的な負担も長期的に軽減できます。

患者さまの生活の質を第一に考える姿勢は、以前の経験からも培われました。勤務先で、鼓膜に穴が開き耳鳴りや聴力低下に長年悩まされていた患者さまを手術したことがあります。手術後、長年の悩みから解放された患者さまが心から喜んでくださる姿を見て、医師として人の生活の質を大きく改善できることの尊さを実感いたしました。この経験が、一人ひとりの人生をより豊かにする医療を届けたいという今の姿勢の原点になっています。

もちろん、当院で対応できる範囲を超える高度な手術が必要な場合には、大学病院や専門病院との連携体制を整えております。これまでの勤務経験を活かして、必要に応じて信頼できる医療機関をご紹介することで、患者さまにとって最善の治療を受けていただけるよう配慮しております。

このように、アレルギー治療のほかにも、中耳炎やめまい、副鼻腔炎、声のかすれなど、耳・鼻・のどに関わる様々なお悩みに対応しております。常に患者さまの生活の質を第一に考え、症状を治すだけでなくその方の毎日が少しでも軽やかになるような医療を目指しております。

忙しい毎日の中で、病院での待ち時間は大きな負担になります。私自身も子育て中に、受診したいのに時間が取れないともどかしく感じることがありました。そんな経験から、当院では時間を明確にお約束する時間予約制を導入しております。従来の○番目という曖昧な順番予約ではなく、○時○分と明確に時間を約束する仕組みにすることで、患者さまは予測不能な待ち時間に悩まされることなく計画的に受診できます。

来院から会計まで30分以内を目標に、スムーズで負担の少ない受診を心がけております。その上で一人ひとりの患者さまに丁寧に向き合いながら、お時間を無駄にしない効率的な診療体制を整えております。

さらに当院では、問診票で「さらっと診察」と「じっくり診察」のどちらかを選んでいただけるようにいたしました。これは、患者さまご自身が診療スタイルを主体的に選べることが大切だと考えたからです。今日は時間がないので要点だけ知りたい、今回は不安なので時間をかけて詳しく説明してほしいといった、患者さま一人ひとりのその日の状況や気持ちに合わせてご自身のペースで受診していただきたいと考えております。この選択制により、忙しい朝でもお仕事前に立ち寄りやすく、不安が大きいときはじっくり相談できます。

このように、患者さまのライフスタイルに合わせた柔軟な診療を実現しております。忙しい毎日を送る現代の家族の皆さまに、無理なく通い続けられる医療をここ成城の地から提供していきたいと考えております。

当院では、患者さま一人ひとりに丁寧に向き合うことを大切にしております。診察では症状だけでなく、お仕事の内容、生活リズム、ご家族の状況など、その方の暮らし全体を理解することで無理のない治療計画を立てることができます。

具体的には、働き盛りの世代の方で声を使うお仕事をされている場合には声帯への負担を考慮した治療を提案いたします。小さなお子さまには、なるべく恐怖心を与えないよう素早く的確な処置を心がけております。また、ご高齢の方には、聞こえや飲み込みの変化について補聴器のご相談も含めて丁寧に対応しております。

さらに、より専門的な検査や治療が必要と判断した場合には、大学病院や専門病院をご紹介する体制を整えております。これまでの勤務経験を活かして信頼できる医療機関と連携しながら、患者さまにとって最善の治療を受けていただけるよう配慮しております。

地域のクリニックとして日常的な診療から専門的な判断まで幅広く対応し、患者さまの健康を総合的に支えていくこと、それが当院の目指す医療の形です。スタッフ一同、患者さまが安心して相談でき納得して治療を受けていただける環境づくりに努めております。些細なことでも、どうぞお気軽にご相談ください。