新潟レディースライフクリニック

当院は、新潟県新潟市秋葉区・新津エリアにある産婦人科クリニックです。2024年4月に開院し、JR羽越本線「新津駅」から徒歩約14分、また新津西スマートICから車で約5分と、公共交通機関・お車のどちらからも通いやすい場所にあります。駐車場も完備しており、安心してご来院いただけます。

新潟県内では約20年ぶりとなる、出産まで対応する産科クリニックとして開院以来、多くの方々に関心をお寄せいただいております。新潟市中心部はもちろん、近隣の市町村からも多くの患者様にご来院いただいています。

院内は、患者様が安心して過ごせるよう、落ち着きと温かみのある空間づくりを心がけています。入院用のお部屋はすべて個室で、ご家族と一緒にお過ごしいただける設計になっています。広めのお部屋ではご家族全員で宿泊することも可能で、病院というより“第二の我が家”のように感じていただける環境を目指しました。

「女性のトータルライフをサポートする」という想いを込めて、「新潟レディースライフクリニック」と名づけました。思春期から更年期、そしてその先のライフステージまで、女性の心と体に寄り添い、より豊かで健やかな毎日を支えてまいります。

新潟レディースライフクリニック
院長　杉野 健太郎

私が医師を志したのは、小学6年生のときでした。テレビで医師の仕事を見て、「人の役に立てる素晴らしい仕事だ」と感じたのがきっかけです。

その後、中学生のときに病院で職場体験を行い、患者さんのご家族が先生に感謝を伝える姿を目にしました。その光景を見て、医師という職業の尊さを実感し、この道を志すようになりました。

医学部進学後、臨床実習でさまざまな診療科を経験する中で、特に心を惹かれたのが産科でした。新しい命の誕生に立ち会い、「おめでとう」という言葉が自然に交わされる、あの温かな瞬間に強く感動したのを今でも覚えています。妊婦健診では、少しずつお母さんになる喜びを共有できる。その前向きな時間に寄り添えることが、この仕事の魅力だと感じています。

卒業後は開業を視野に入れながら、大学病院や地域の医療機関で幅広い経験を積みました。ハイリスク妊娠にも対応する総合病院での勤務では、医療の最前線に立つやりがいを感じる一方で、よりじっくりと一人ひとりの患者さんと向き合いたいという思いも強くなりました。

「安心して出産を迎えられる場所をつくりたい」という気持ちが開業の原点です。細部までこだわった、安全で温かいクリニックをつくりたいと考えました。

また当院の副院長である松本先生は大学病院時代の先輩で、長く信頼関係を築いてきた仲です。診療に対する考え方や患者さんへの姿勢など、多くの面で共感できる部分があり、共に開業できたことを大変心強く感じています。

出産を支える医療は決して一人では成り立ちません。信頼できる仲間とともに歩めることを、何よりの財産だと感じています。

当院では「ソフロロジー式分娩法」を取り入れています。この方法は、リラックスした状態でお産に臨めるよう、外来の段階から心のケアにも取り組む分娩法です。赤ちゃんとの関わり方や出産時の痛みに対するイメージトレーニングを通して、前向きな気持ちでお産を迎えられるようサポートしています。

同じ行動でも、気持ちの持ち方ひとつで感じ方は変わります。ソフロロジーでは、そうした心の働きを活かし、練習を重ねることで痛みの感じ方を和らげ、出産への不安を少しでも減らせるようお手伝いしています。

また、当院では「和痛分娩」という選択肢もご用意しています。完全に痛みをなくすものではなく、感覚を残しながら痛みを和らげる方法です。
さらに2026年3月からは硬膜外麻酔による無痛分娩も開始する予定です。
ご希望の方には、メリットやリスクについて丁寧にご説明し、ご自身に合った方法を選んでいただけるようサポートしています。ソフロロジーを取り入れた出産で、心身ともにリラックスしてお産を迎えられる方も多くいらっしゃいます。

さらに当院では、オーソモレキュラー栄養療法にも力を入れており、栄養解析をもとに体に必要な栄養を整えることで、日々の体調が安定しやすくなります。生理が楽になったり気持ちが前向きになったりと、心身の変化を感じる方も多く、妊娠しやすい体づくりや妊娠中の体調管理にもつながります。

女性の人生は、妊娠・出産の時期だけでなく、その前後の時間も長く続きます。思春期から更年期まで、幅広い年代の方の健康と生活の質を高めるお手伝いをしたいと考えています。

最近では、経営者や働く世代の方がパフォーマンス向上を目的に栄養療法を取り入れるケースも増えています。「健康への投資」という考え方が少しずつ広がり、より多くの方が自分らしく健やかに過ごせるようになることを願っています。

当院で何より大切にしているのは、患者さんとのコミュニケーションです。医師に質問するのは緊張される方も多いと思いますので、診療の最後には必ず「何か確認しておきたいことはありますか」とお声がけするようにしています。単にイエス・ノーで答えられる質問だけでなく、患者さんの気持ちや気になること、症状など、感じていることを丁寧に引き出す診療を心がけています。

患者さんとのやり取りの中に、診療のヒントが隠れていることも少なくありません。不安や疑問をできるだけ取り除き、少しでも安心してお帰りいただけるよう努めています。

アンケートでは「聞きたいことが聞きやすい」「不安に寄り添ってもらえる」といったお声を多くいただき、私たちの診療スタイルが患者さんに届いていることを実感できるのは、とても嬉しい瞬間です。

また、待ち時間についても工夫しており、来院から会計まで30分以内で終わることがほとんどです。ウェブ予約時に問診票をご入力いただくことで診療をスムーズに進められるようにし、診療中は目の前の患者さんに集中できるよう、カルテ入力や補助業務は医療クラークが担当しています。

診療時間も工夫しており、18時30分まで診療しているため、仕事帰りに立ち寄られる方も多くいらっしゃいます。一方、朝は10時スタートと少し遅めに設定しており、学校に送り出した後に受診したい方や、夜間のお産対応後でも無理なく診療できる体制を整えています。

入院中の環境にもこだわっており、産科の入院部屋は全室個室で、ご家族が一緒に泊まれる設計となっています。広いお部屋ではご家族全員で宿泊することもでき、大切な時間をゆっくりお過ごしいただけます。

入院中の食事は、見た目の美しさだけでなく、味や栄養バランスにも配慮しています。糖質や炭水化物を抑えた高タンパク・低糖質メニューを取り入れ、血糖値の急な変動を防ぎながら、出産後の体調に合わせた食事内容で快適な回復をサポートしています。

エコーの写真や動画はスマートフォンで共有でき、出産された方にはオリジナルのDVDをプレゼント。少しでも喜んでいただけるよう、さまざまな工夫を重ねています。

産後ケアにも力を入れており、現在は産後2か月までのお母さんと赤ちゃんを受け入れています。行政の助成金も活用できるため、自己負担を抑えてご利用いただけます。プロの助産師が赤ちゃんをお預かりする間、お母さんはゆっくりお風呂に入ったりお昼寝をしたりして休むことができます。出産後のケアを通じて、次回の出産の際にも「またここで」と思っていただけるような関係づくりを目指しています。

開院1年を記念して、昨年当院で生まれた赤ちゃんたちの1歳のお誕生会を開催しました。関東から里帰り出産された方も、帰省のタイミングに合わせて参加してくださり、元気に成長する姿を拝見できたことが、スタッフ一同にとっても大きな喜びでした。こうしたイベントを通じて、人と人とのつながりを大切にしています。

開業して以来、口コミで当院を知って来てくださる方も増え、ご友人やご家族の紹介で来院される方も多くいらっしゃいます。新潟県で20年ぶりに出産を扱うクリニックの誕生として話題になりましたが、実際に出産された方々からのご紹介が広がり、より多くの方に選んでいただけるようになりました。

今後は、さらに多くの方に安心して出産していただけるよう、出産件数の拡大を目指しています。当院で行った出産のデータをもとに、より良いコンディションで安全に出産できることを示し、安心してお産を迎えられる環境づくりに役立てていく予定です。こうした取り組みは、新潟にとどまらず、他の地域や海外へも発信していけたらと考えております。

人生は一度きり。「やりたいことをやりたいタイミングで行う」という考えを大切に、今できることに全力で取り組むことを心がけています。

新潟で出産を考えたときに、まず思い浮かべていただけるクリニックを目指し、婦人科診療や栄養療法を通して、女性の健康やコンディションをトータルでサポートしていきたいと思います。

これからも地域の皆さまとのつながりを大切にしながら、安心して診療を受けていただける「ほっと安らげる場所」として、これからも生活の質向上に寄り添ってまいります。