ひらた内科・内視鏡クリニック

平田 幸司
011-522-8344
〒060‐0034
北海道札幌市中央区北4条東7丁目375
イニシアグラン札幌イースト1階
現金
クレジットカード
各種キャッシュレス決済
月・火・金:8:45~12:15/14:00~17:00
水・土:8:45~13:00
木:8:45~12:15/14:00~18:00
休診日:日・祝
北海道
内科/消化器内科
腹痛・便秘・下痢/胃もたれ・吐き気・食欲不振/倦怠感・体のだるさ/健康診断で異常を指摘された/体重増加・生活習慣病が気になる/血便・黒い便(タール便)/体重減少・急な体重変化/膵臓がん・膵臓の病気が心配/内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)を受けたい/予防接種・ワクチン・健診を受けたい
土曜診療あり/駅近で通いやすい/400台駐車場完備/クレジットカード・キャッシュレス決済対応/Web予約・Web問診で待ち時間短縮/健康診断・人間ドック対応/内視鏡専門医が常駐/丁寧でわかりやすい説明
医院紹介
「膵臓がんの早期発見で、不幸な経過をたどる患者を一人でも減らしたい」
その思いから、私は2024年10月に札幌市中央区でひらた内科・内視鏡クリニックを開業しました。
当院はJR札幌駅からアクセスしやすい立地にあり、400台を収容できる大型駐車場も併設しています。駐車場の心配をせず来院いただけるよう、サービス券で1時間分の駐車料金を無料にしています。検査や診療にはどうしても時間がかかることがありますが、患者さんに安心して受診していただきたいという思いを込めています。
院内は清潔で落ち着いた空間づくりを大切にし、リラックスして過ごせるよう工夫しています。Web予約やWeb問診、自動会計システムを導入し、待ち時間をできるだけ減らすことで来院される方の負担を軽減しています。内視鏡検査は完全個室で行い、検査後には専用のリカバリースペースでゆっくりとお休みいただけます。
当院が特に力を入れているのは、膵臓がんをはじめとする消化器がんの早期発見です。膵臓がんや胃がんは症状が出にくく、気づいたときにはすでに進行しているケースが多い病気です。だからこそ、普段から膵臓がんを意識し、定期的に検査を受ける方が増えれば、不幸な経過をたどらずに済む可能性は高まります。
現在は比較的20代から40代の若い患者さんが多く受診されていますが、膵臓がんのリスクが本格的に上がるのは50代以降です。より多くの中高年世代の方に検査を受けていただくことが今後の課題だと考えています。だからこそ、症状があるときには我慢せず、早めに受診していただくことが最も重要です。当院では高校生以上の幅広い年齢層を対象に診療を行っています。
医師紹介

ひらた内科・内視鏡クリニック
院長 平田幸司
私は日本消化器内視鏡学会の内視鏡専門医として、長年消化器疾患の診断と治療に携わってきました。病院勤務時代には多くの重症患者さんに向き合い、そのたびに「もっと早く見つけられたら」という悔しさを感じてきました。特に膵臓がんは、発見されたときにはすでに進行していることが多く、治療の難しさを痛感してきました。
こうした経験から、膵臓がんの早期発見の重要性を強く意識するようになりました。病院では治療が中心で、医師会活動にも制約があり、啓発や研究活動を十分に行うことができませんでした。「言うだけでは何も変わらない。自分でやってみよう」という思いから、開業を決意しました。
現在は医師会とも連携を進めており、研究会の立ち上げなどを通じて、膵臓がんの早期発見に取り組む活動が広がりつつあります。私は患者さん一人ひとりの声に耳を傾け、不安や症状に真摯に向き合う診療を心がけています。痛みや不調があるときに受診していただくことが、診断の精度を高め、適切な治療や生活指導につながると考えています。
経歴
北海道大学医学部医学科卒業
苫小牧市立病院
網走厚生病院
JCHO札幌北辰病院
北海道大学病院
札幌北楡病院
市立函館病院
市立札幌病院
ひらた内科・内視鏡クリニック開業
資格・所属
医学博士
日本内科学会
認定内科医/ 総合内科専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本消化器病学会 専門医・指導医
日本胆道学会 認定指導医
日本膵臓学会 認定指導医
日本がん治療認定医機構
がん治療認定医
日本消化器内視鏡学会
上部消化管内視鏡スクリーニング認定医
日本消化器内視鏡学会
大腸内視鏡スクリーニング認定医
当院こだわりの治療について
私が膵臓がんの早期発見にこだわるのは、病院勤務時代に「もっと早く見つけられれば助かったかもしれない」と思う患者さんを多く見てきたからです。膵臓がんや胃がんは自覚症状が乏しく、気づかないうちに進行してしまうことが多い疾患です。
膵臓がんの大きな課題は、他のがんと違って確立された検診体制が存在しないことです。大腸がんには便潜血検査、胃がんにはバリウム検査や胃カメラがありますが、膵臓がんには決まった検診方法がありません。これが発見を遅らせる一因となっています。さらに膵臓は体の奥にある臓器で、画像検査でも発見が難しいため、定期的に観察する仕組みの整備が急務です。
また、西日本では自治体や医師会、病院が協力し、膵臓がんのスクリーニングに力を入れて成果を上げています。広島では既に実績が出ており、地域全体で住民の意識も高まっています。しかし人口の多い札幌を含む北日本ではこうした取り組みがまだ不十分です。私は、この地域で膵臓がん早期発見の拠点を築くことに強い意義を感じています。
膵臓がんには家族歴、喫煙、大量飲酒、肥満、糖尿病といったリスク因子があります。実際に、そうした背景を持つ患者さんが「自分は大丈夫だろうか」と不安を抱えて来院されるケースも多く見られます。現在は20〜40代の若い世代が関心を持って来院されることが多いですが、本当に検査が必要なのは50代以降の方々です。年齢とともにリスクは確実に高まるため、今後は中高年層に向けた啓発をさらに強めたいと考えています。

クリニックの特徴①
超音波内視鏡による精密検査
当院の最大の特徴は、北海道のクリニックとして初めて「超音波内視鏡」を導入していることです。これは特殊な技術を必要とする検査で、通常の内視鏡に比べて操作も診断も難しく、高度な経験と訓練を積んだ医師でなければ実施できません。消化器内科医でも限られた医師しか扱えないのが現状です。
多くの専門医は大学病院など大規模医療機関に所属しており、開業医としてこの検査を行うケースは非常にまれです。周囲の医師からは「難しいからやめた方がいい」と言われたこともありましたが、それでも挑戦する強い信念を持って導入しました。
超音波内視鏡を用いることで、膵臓を詳細に観察でき、他院では受けられないレベルの精密検査が可能になります。検査を受けた患者さんからは「膵臓を見てもらって安心した」という声も多く、不安の軽減につながっています。
また、当院は大学病院との連携も担っています。膵嚢胞の患者さんは数が多く、大病院の外来だけでは対応しきれません。そのような方を当院でフォローすることで、病院外来の負担を軽減し、地域全体の医療を支える役割を果たしています。健診で異常を指摘された方の二次精査や、病院から紹介された患者さんのフォローアップにも対応しており、多様なニーズに応える体制を整えています。

クリニックの特徴②
苦痛の少ない消化器内視鏡検査
当院では膵臓がんの精査に加え、胃カメラ・大腸カメラによる消化器内視鏡検査にも力を入れています。検査は内視鏡専門医が担当し、細径スコープや麻酔を用いることで、できる限り苦痛を抑えた体に優しい検査を心がけています。
胃カメラは口から・鼻からのどちらでも対応可能で、特に嘔吐反射が少ない経鼻カメラを選ばれる方も多くいらっしゃいます。検査前には鼻や喉の麻酔を行うため痛みを大幅に軽減でき、さらにご希望の方には鎮静剤を使用することも可能です。その場合はウトウトとリラックスした状態で受けられ、多くの方が「気づいたら終わっていた」と安心してお話しされています。
大腸カメラは胃カメラと同日に受けていただくこともできます。検査中にポリープを発見した際には、その場で切除できる日帰り手術に対応しており、検査後は専用のリカバリースペースでゆっくり休んでからお帰りいただけます。
このように当院では、患者さんの負担をできるだけ減らしながら、胃がん・大腸がんをはじめとする消化器がん全般の早期発見・早期治療につなげています。

クリニックの特徴③
地域に寄り添う診療と将来展望
私が診療で最も大切にしているのは、患者さんに寄り添い、不安や症状に真摯に向き合うことです。忙しい世代であっても、辛いときには無理せず受診していただきたいと思います。症状が出ているときに受診していただく方が、病気を正確に見つけやすく、より適切な治療につながります。
当院では膵臓がんの専門検査に加え、消化器疾患全般や一般的な内科診療にも幅広く対応しています。血圧管理や生活習慣病の相談といった身近なお悩みにも応じ、地域の皆さまを支えることを大切にしています。専門性を高めながらも「広く診療していく」ことを重視し、地域のかかりつけ医としての役割を果たしたいと考えています。
将来的には膵臓や消化器疾患にさらに特化したクリニックを目指しています。MRIなどの高度な検査機器の導入も視野に入れ、大規模な設備を備えた拠点として発展させたいという想いがあります。単なる検査施設にとどまらず、専門技術によって地域に貢献し、患者さん一人ひとりの健康を守る存在でありたいと考えています。
膵臓がんは診断も治療も難しい疾患ですが、だからこそ挑戦し続ける姿勢が大切だと考えています。私は「まず行動する」ことを信条に、北海道における膵臓がん早期発見の新たな拠点づくりに取り組んでいます。ひらた内科・内視鏡クリニックは、今後も地域に根ざし、多くの患者さんの安心と健康を守り続けていきます。
