ひるま甲状腺クリニック 蒲田

ひるま甲状腺クリニック蒲田は、JR蒲田駅西口から徒歩2分、東急蒲田駅からも同じく徒歩2分という利便性の高い立地に、2025年5月に開院した甲状腺専門クリニックです。

品川と川崎という大きな都市に挟まれたこのエリアは、実は甲状腺の専門クリニックが少ない地域です。私は大学時代を蒲田で過ごしましたので、この街は第二の故郷のような場所でもあります。愛着のあるこの街で、本当に必要とされる医療を届けたい。その想いが、開業の原点にあります。

院内は暖色系を基調に、曲線を多く取り入れた柔らかなデザインで、ゆったりと過ごしていただける空間を目指しています。エレベーターを完備したバリアフリー設計で、ベビーカーや車椅子の方もスムーズにお越しいただけます。

ご予約がない方、紹介状がない方でも当日受診していただけますので、健康診断で甲状腺のしこりを指摘された方、喉に違和感がある方、疲れやすさが続く方など、些細な不調でもどうぞ気軽にご相談ください。

ひるま甲状腺クリニック 蒲田
院長　蛭間 重典

医師を志したきっかけは、人と深く関わる仕事がしたいという想いからでした。患者さまの不安に寄り添い、信頼関係を築きながら治療を進めていく。そのプロセスに大きなやりがいを感じています。

私は、日本でも有数の甲状腺専門病院である伊藤病院で長年研鑽を積み、甲状腺疾患全般にわたる専門知識と技術を身につけてまいりました。そこでは非常に多くの患者さまを診る機会に恵まれ、貴重な経験を積むことができました。今でも火曜日には伊藤病院で診療を担当しておりますので、新しい知見や技術を継続的に取り入れることができています。

私の専門領域は甲状腺疾患全般ですが、特に力を入れているのが母性内科という分野です。これは妊娠や出産といった女性のライフステージにおける体調の変化に、内科的な視点からアプローチする領域で、婦人科と一般内科の橋渡しをする役割を担っています。日本ではまだ十分に認知されていない分野ですが、女性の健康を支える上で非常に重要だと考えております。

開業を決意したのは、自分が本当にやりたい医療を実現したかったからです。大学病院では、どうしてもシステム上の制約があります。私は、一人ひとりの患者さまとじっくり向き合いたいという想いがありました。その気持ちを実現するために、自らの手でクリニックを立ち上げる決意をしました。私の強みは、患者さまとの対話を通じて信頼関係を築くことだと考えています。その強みを最大限に活かせる診療スタイルを追求した結果が、このクリニックの形です。

甲状腺疾患は長期にわたって治療を続ける必要があることが多い疾患です。だからこそ、患者さまと共に歳を重ねていく一生のパートナーでありたいと考えています。いつでも、いつまでも、安心してご相談いただける存在であり続けることが、私の目標です。

当院が最もこだわっているのは、ワンストップで診断から治療までを完結できる体制です。

健康診断で甲状腺のしこりを指摘された患者さまが、複数の医療機関を転々とするケースは珍しくありません。専門外のクリニックで同じ検査を繰り返し、最終的に細胞診ができる専門病院へ紹介される。これは患者さまにとって、時間的にも経済的にも大きな負担となります。

当院では、初診時の超音波検査で悪性が疑われる場合、そのまま当院で細胞診を行うことが可能です。確定診断に必要な検査を、できるだけ早く実施できる体制を整えています。細胞診とは、しこりに直接針を刺して細胞を採取し、顕微鏡で詳しく調べる検査です。この検査は、蒲田周辺の総合病院でも実施できる施設はほとんどありません。

首は血流が豊富な部位であるため、針を刺すことで出血のリスクを伴います。安全に実施するには、豊富な経験と高度な技術が必要です。当院の副院長は超音波ガイド下穿刺診断の専門医資格を持っており、私同様、伊藤病院で数多くの症例を経験してまいりました。その技術を活かして、患者さまの負担を最小限にできると考えております。多くの医療機関がこの検査を避ける理由は、安全に行うためには高い技術と豊富な経験が求められるためです。しかし私は、この検査こそが患者さまのために必要だと確信しています。できるだけ早く結果をお伝えし、安心して治療に進めるよう努めています。

血液検査や超音波検査の結果は、当日中にご説明できる体制を整えています。結果を待つ間の不安な時間を、できるだけ短くしたいと考えているためです。

そして、診察では一人ひとりの患者さまとじっくりお話しする時間を大切にしています。患者さまによって求める診療スタイルはさまざまですが、特に女性の方は丁寧な説明を希望される傾向がありますので、症状だけでなく、生活背景やご不安な点までしっかりとお聞きした上で、最適な治療方針をご提案するようにしております。

甲状腺疾患の患者さまの8割以上は女性です。そのため、女性が本当に安心して通えるクリニックであることを、何よりも重視しています。

私以外のスタッフは全員女性です。受付から看護師まで、女性スタッフが対応いたします。同性だからこそ相談しやすい悩みもあるかと思いますので、安心してお話しいただける環境を整えております。

木曜日には副院長(女性医師・甲状腺専門医)による診察日を設けています。副院長は私の妻であり、同じく甲状腺専門医です。男性医師には話しにくいと感じる方や、女性医師の診察を希望される方は、ぜひ木曜日をご利用ください。

院内の設計にも、女性の視点を取り入れました。暖色系の色調で統一し、曲線的なデザインを採用しています。医療機関というより、カフェのようにくつろげる雰囲気を目指しました。診察室も圧迫感のないよう、明るく開放的な空間にしています。医療機関特有の緊張感を感じさせず、リラックスして過ごしていただける空間づくりにこだわりました。

診察スタイルも、女性患者さまのニーズに合わせています。患者さま一人ひとりが求める診療スタイルは異なりますが、丁寧な説明や対話を重視される方が多くいらっしゃいます。私は時間をかけて丁寧にお話を伺い、不安や疑問を一つひとつ解消していくことを心がけております。

妊娠や出産を控えた方の甲状腺管理にも対応しております。母性内科の視点から、ライフステージに合わせた無理のない治療をご案内いたします。女性の体調は、ホルモンバランスの変化によって大きく左右されます。その繊細な変化に寄り添いながら、長期的にサポートしてまいります。

甲状腺疾患の専門医療を提供する施設は、需要に対して供給が追いついていないのが現状です。そのため多くの専門病院では、長時間お待たせしてしまうケースも少なくありません。

私は、その状況を変えたいと考えました。効率よりも、一人ひとりの患者さまに丁寧に向き合うこと。それこそが、医師として最も大切にすべき価値だと信じています。

当院では、一人ひとりの患者さまに丁寧に向き合うことを大切にしています。時間をかけて丁寧にお話を伺い、不安や疑問を一つひとつ解消していくことを心がけております。多くの患者さまを診ることよりも、目の前の患者さまに全力で向き合うことを優先しています。

家族や友人に自信を持って勧められるクリニックでありたい。その想いが、私たちの行動の指針です。患者さまの信頼を積み重ねることが、クリニックの成長につながると確信しています。

当院で実施できない検査や治療が必要な場合は、私が勤務している伊藤病院で診療を引き継ぐことができます。手術が必要な際には、病態や希望される術式に応じて、適切な医療機関をご紹介いたします。スムーズな連携体制を整えておりますので、安心してお任せください。

甲状腺疾患で悩む患者さまが安心して通える場所を作ること。一人ひとりと真摯に向き合い、信頼される医療を提供し続けること。そして、患者さまご自身が家族や友人に自信を持って勧められるクリニックであり続けること。

これからも、この理念を大切に、地域の皆さまの健康を支えてまいります。甲状腺のことで少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。